手元の写真からGeminiで新しい画像を作りたいが、実際にどこへ画像をアップロードすればいいのか、無料版とGoogle AIプランで何が変わるのか、会社の画像を使う場合に生成物の権利や入力データの扱いがどうなるのかが分からないまま操作を始めると、途中で制限や条件に気づいて手が止まりやすい。Geminiでは、テキストの指示とアップロードした画像の両方を使って、新しい画像の生成と既存画像の編集ができる。利用できるモデルの種類とダウンロードできる解像度は契約しているプランによって変わり、アップロードした画像はテキストの指示と同じくプロンプトの一部として処理される。Google Workspaceで利用する場合は、生成した画像の知的財産権とデータの取扱いがサービス固有条項で定められている。
生成を始める前に確認すること
操作を始める前に、年齢の下限と利用するアカウント・プランの2点を確認しておくと、生成や編集の途中で制限に気づいて手を止めずに済む。
年齢制限を確認する
Gemini アプリ ヘルプ(2026年8月7日確認)によれば、画像生成の利用は13歳以上、画像を編集する機能の利用は18歳以上に限られる。新しい画像を作る操作だけでなく、アップロードした画像を編集する操作まで進む場合は、生成時より年齢の下限が上がる。Google Workspaceを契約していれば、サービス固有条項第12.6項(2026年8月7日確認)でも18歳未満のエンドユーザーによる利用が原則禁止されており、教育機関向けの条件付き例外を除いてこの年齢の下限が適用される。この条項はGoogle Workspaceの契約に基づくもので、個人のGoogleアカウントで利用する場合の年齢の下限は、Gemini アプリ ヘルプに記載の13歳・18歳の基準による。年齢を満たしていれば、そのまま次の手順へ進めばよい。満たしていなければ、その場で利用を中止し、条件を満たすアカウントに切り替えて再検証する。
利用するアカウントとプランを確認する
Geminiは個人のGoogleアカウントで使えるほか、勤務先がGoogle Workspaceを契約している場合はその管理下でも利用できる。利用できる機能や上限は契約しているプランによって異なるため、自分のアカウントがStandard、Google AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultraのどのプランに属しているかを、操作の前に確認しておく。プランごとの解像度や利用上限の違いは、後の見出しで扱う。
プロンプトを入力して画像を生成する手順
前提を確認できたら、実際にプロンプトを入力して画像を生成する。
プロンプトを入力して生成を実行する
画像を生成する担当者は、Geminiの入力欄に作りたい画像の内容を文章で入力し、送信する。入力したテキストの内容が、そのまま生成される画像の指示になる。送信後、しばらくすると入力した文章に基づく画像が画面上に表示される。画面上のボタンの名称や表示位置など操作の細部について、一次情報に具体的な記載はなく、確認できるのは、テキスト入力と結果表示という流れまで。
生成結果を確認し保存する
生成された画像は画面上で確認でき、意図と異なる場合はプロンプトを修正して再度生成し直せる。狙った内容に近づいたら、その画像をダウンロードして保存する。Gemini アプリ ヘルプ(2026年8月7日確認)によれば、ダウンロードできる解像度は無料版が1K、Google AIプラン(有料)を契約している場合は2Kまでとなる。ダウンロード後に表示される解像度がこの数値と一致していれば、想定どおりの設定で保存できたことになる。数値が一致しない場合は、契約しているプランを確認し、必要であればプラン変更を検討したうえで再度ダウンロードし直す。
アップロード画像を編集する手順とモデルの使い分け
アップロード画像を編集する手順
手元の画像を編集するには、その画像をGeminiにアップロードしたうえで、加えたい変更を文章で指示する。Gemini Apps プライバシーハブ(2026年8月7日確認)によれば、アップロードした画像はGoogle Lensの技術によって内容が解析され、テキストの指示と同じくプロンプトの一部として処理される。この操作には、前段で確認した画像編集機能の年齢の下限が適用される。編集結果は生成時と同じくダウンロード時の解像度(無料版1K、Google AIプラン2K)で確認できる。画面上の具体的な操作手順について一次情報に記載はなく、確認できるのは、アップロードと解析の仕組みまで。
Nano Banana 2 Lite・Nano Banana 2・Nano Banana Proの違い
画像の生成・編集に使われるモデルには3段階あり、Gemini アプリ ヘルプ(2026年8月7日確認)によれば、対応できる参照画像の枚数と処理の傾向が異なる。Nano Banana 2 Liteは速度を重視したモデルで、参照画像は1枚のみに対応する。Nano Banana 2は速度と品質のバランスを取ったモデルで、複数の参照画像を扱える。Nano Banana Proは、より詳細な編集とテキストのレンダリングに対応するモデルで、Google AIプランを契約している場合に利用できる。複数の参照画像を組み合わせたい場合や、画像内の文字を扱いたい場合は、このモデルの違いが編集結果に直接影響する。
目的に合わせたプロンプトの組み立て方
アップロード画像はプロンプトの一部として解析される
Gemini Apps プライバシーハブ(2026年8月7日確認)によれば、Geminiへアップロードした画像はGoogle Lensの技術で内容が解析され、テキストで書いた指示と同じくプロンプトの一部として扱われる。そのため、画像を編集する際に文章で伝える変更内容は、アップロードした画像の解析結果と組み合わさって一つの指示になる。参照画像を複数枚使う場合は、前段で示したモデルの対応枚数(Nano Banana 2 Liteは1枚、Nano Banana 2とNano Banana Proは複数枚)が、組み合わせられる画像の数を左右する。
無料版とGoogle AIプランの利用上限・解像度の違い
ダウンロード解像度の違い(無料1K・Google AIプラン2K)
生成した画像をダウンロードする際の解像度は、契約しているプランで決まる。Gemini アプリ ヘルプ(2026年8月7日確認)によれば、無料版では1Kまでの解像度でダウンロードでき、有料のGoogle AIプランを契約している場合は2Kまでの解像度でダウンロードできる。印刷物や大きな画面に表示する用途では、この解像度の差が画像の使い道を左右する。
Standard・Plus・Pro・Ultraの利用上限とコンテキストウィンドウ
Geminiアプリの利用上限とコンテキストウィンドウは、Gemini Apps upgrade options and usage limits(2026年8月7日確認)によれば、契約プランで異なる。対象となるプランはStandard、Google AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultraの4段階である。コンテキストウィンドウはプランによって約3.2万トークンから100万トークン相当までの幅がある。画像生成に関連する機能が提供されるかどうかも、プランごとに異なる。1日あたりに生成できる具体的な回数は、同ヘルプページに数値としての明記がなく、自分のアカウントに適用されている上限は、アカウントの設定画面で確認できる。上限に達した状態でも急ぎでない生成であれば、その回の生成はいったん見送り、上限がリセットされるのを待つという選択肢もある。
業務利用前に確認する入力画像の権利とデータ取扱い
会社の画像をアップロードして使う場合は、次の4点をあわせて確認しておく。
生成物の知的財産権の帰属
Google Workspaceサービス固有条項第12.12項(2026年8月7日確認)では、Geminiによる生成物は顧客データとして扱われ、Googleはその生成物に新たに生じた知的財産の所有権を主張しないと定められている。同項が定めているのはGoogleが所有権を主張しない範囲までであり、生成物の権利を利用者と企業のどちらが持つかを直接定める条項ではない。画像を生成した担当者だけで判断せず、権利の扱いを社内でどう整理するかは、契約や社内規程を管理する担当者があわせて確認する。
顧客データはモデル学習に使われるか
Google Workspaceサービス固有条項第12.11項(2026年8月7日確認)では、Googleは顧客の事前の許可または指示なしに、生成AIモデルの学習や微調整の目的で顧客データを使用しないと定められている。この定めはGoogle Workspaceの契約に基づくもので、対象は顧客データである。個人のGoogleアカウントでGeminiを利用する場合の扱いは、この条項の対象外である。
競合モデル開発・リバースエンジニアリング目的の使用制限
Google Workspaceサービス固有条項第12.4項(2026年8月7日確認)では、Geminiが生成した画像を競合するAIモデルの開発における重要な入力として使用すること、およびリバースエンジニアリングの目的で使用することを禁止している。同項が禁止しているのはこの2つの使用方法であり、それ以外の用途についての定めは同項に含まれていない。
生成AIの精度に関する免責事項と18歳未満の利用制限
Google Workspaceサービス固有条項第12.1項(2026年8月7日確認)では、Geminiは新しいテクノロジーを使用しており、不正確または不適切な生成物を提供する可能性があると明記されている。医療、法律、金融に関する専門的な助言の代わりにはならないことも、同項に定められている。18歳未満の利用制限については、前段の年齢制限の項目で示した第12.6項の内容が該当する。生成物の権利やデータ取扱いを確認できない場合は、公開や配布の前に利用を中止し、契約や社内規程を管理する担当者の確認が取れるまで再開しない。
生成できない・失敗する時の対処
年齢制限で編集機能が使えない場合
画像を生成する操作自体はできるのに編集機能だけが使えない場合は、画像編集機能の利用が18歳以上に限られていることが原因になっている可能性がある。年齢の下限の詳細は、記事前半の「年齢制限を確認する」で示したとおりである。条件を満たしていない場合は編集の利用を中止し、条件を満たすアカウントで再検証する。
プラン上限や提供機能の違いで生成できない場合
生成そのものができない場合や、一部の機能が表示されない場合は、契約しているプランで画像生成に関連する機能が提供されているかを確認する。利用上限とコンテキストウィンドウはプランごとに異なり、自分のアカウントに適用されている上限は、アカウントの設定画面で確認できる。上限が原因であれば、そのまま待って上限のリセットを待つか、上位プランへの変更を検討したうえで操作を継続する。