The Information(ジ・インフォメーション)は、Apollo Global Management(アポロ・グローバル・マネジメント)がパートナーのReed Rayman氏にAIチップ関連インフラ投資を主導させていると報じた。同氏は、デジタルインフラ関連の取引を増やし、投資チーム全体と連携させる方針の中心を担っている。
Rayman氏は現在、Apolloの「Head of the AI Sector」として、AIおよびデジタルインフラ分野における同社の世界的な取り組みを統括している。
この体制強化の背景には、すでに動く大型案件がある。Apolloが運用するファンドは2026年6月9日、Blackstoneおよび大手銀行と共同で、Broadcomの「AI XPVプラットフォーム」向けに350億ドルの資本ソリューションを主導したと発表した。このプラットフォームは、Googleと共同開発したカスタムAIチップを購入し、Anthropicにリースする仕組みである。
Apolloのパートナー、Jamshid Ehsani氏は、この資本ソリューションについて、契約に基づく現金収入と社会基盤としての重要性を特徴に挙げた。AIコンピュートが金融における新しい資産クラスとして急速に台頭しているとも述べている。
同じ発表でBroadcom側の担当者Won Kim氏も、AIコンピュートに対する需要の伸びが、従来の資本市場が対応できる速度を上回っていると述べた。両社の説明は、大型案件に必要な資金と需要の規模をそれぞれ示している。
The Informationによると、Rayman氏は現在、大規模かつ複雑なAIインフラプロジェクトの資金調達をApolloが担うための関係構築に注力している。現段階で報じられている活動は、この関係構築が中心である。